taia

アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版のtaiaのレビュー・感想・評価

3.5
観た!
狂乱、それ以外になんと言えと。

どうしようもない人しかいない。みんながみんな「そうはならんやろ」という行動をして「そうはならんやろ」という展開を繰り広げていく。前半はちょっとまどろっこしいなと思いながら観てたけど終盤パタパタパタ…とからくり箱を閉じる(閉じる)ような綺麗な終わり方してほぇ〜となった。
戦争とマチズモが人をどうしようもなくさせた物語だけど演出の攻撃力が弱めなのも良かった。
確かに「映画を観た」と言いたくなる作品。
RRRとは違う意味であっという間の3時間でした。

いつも通り何も調べずに観てしまったので、舞台となったユーゴスラヴィアとその時代背景ぐらいは調べておけば良かったと後悔しました。いくつかのサイトとWikiの映画情報が参考になりました🙏 日本だと「音楽が凄すぎて映画としての評価がうまくできない」という感想があったそうで笑った。確かに頭の中に残る音楽。

映画はWW2ナチスドイツがベオグラードを空爆するところから、政権を握ったティトーの死、そして約4年間続いた内戦(映画は1992年)までを描く。

国名で調べると論文っぽいのがたくさんヒットしました。気になる。

結構古い映画だと勝手に思っていたので「これどうやって撮ったんだろう?」的なシーンがいくつかあったが映画自体は1995年でした。近代だった。
そして超タイムリーに撮ったんですね。すごい…………
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