YUMI

ハウスメイド 欲望のしもべのYUMIのレビュー・感想・評価

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ちょ、マーサおばさん、なんでデイジーみたいな娘を新しいメイド(シッター)に選んだの?
こんな若くて美人で色っぽいメイド、奥さんのロクサーヌが嫌がらなかったのが不思議だわ。ま、そのくらい古株メイドのマーサを信頼してたって事なんでしょう。
おまけにこの家の主人であるウィリアムがフェロモンむんむんの上にピアノの名手という、女ならみんなメロメロになっちゃいそうなイケメン。しかも双子の臨月に差し掛かった奥さんに対してさえ欲望を抑えきれないほどの絶倫ときた。
こりゃもう、そうなるべくしてそうなったとしか言いようがないですねー。
とにかくデイジー役の女優がキレイでセクシーで、身体をクネクネさせながら風呂掃除してるとこなんざ、まるでストリップみたいでした。
しかし、だからといって、いざエッチシーンとなると、オッパイひとつ見せないんですねー。このあたり、もしかしてフィリピンのエロ感覚と日本のそれには共通点があるのかも?と思いました。
スポーツみたいにやたらモロ出しでズッコンバッコンやるだけの欧米のポルノと違って、日本のエロスには恥じらいやチラリズムの美学がありますからね。
なまじ見えないからこそ興奮する、みたいな?
デイジーもデイジーで、ウィリアムに迫られたとき、さほど抵抗もなく受け入れちゃってるし、それを目撃したマーサもデイジーを諌めたりクビにしたりはしない。
そういう事考えたら、これって始めからマーサの策略だったんじゃないのかなあとすら思ってしまいました。
彼女、心の底ではこの家に怨みを募らせていたみたいだし、息子がウィリアムのコネでいい職に就いてしまえば、もう利用価値もない。
そこでわざと色っぽい娘をメイドとして送り込み、幸せをぶっ壊してやろうと思ったのではないかと。
だってデイジーは結果的に命を絶ってしまったけど、マーサは全くの無傷だったわけですからね。
最後、何事もなかったかのように娘ナミの誕生日祝いなんかしてたけど、あの家にはかなりのケチがついたわけだし(いわゆる事故物件?)、現場を目撃してしまったナミの心には相当なトラウマが残っただろうしね。
いつかナミが成長して、この家で何があったのかを知った時(マーサが吹き込みそうな気がするw)、本当の悲劇が始まりそうでワクワクするわー。
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