まさに純愛。国や言語、文化が異なっても、お互いを想う気持ちは絶対的なものなのだと思い知らされた。いくら時が経っても、社会情勢が変化したとしても、想い合う気持ちは普遍的であり、そんな色褪せず胸に残り続ける気持ちは本当に素敵だなと強く感じた。彼らの互いが互いを想う気持ちに何度涙が流れたことか。主演2人両者の想いに寄り添った切ない歌詞が胸に響くミスチルの主題歌も沁みまくり、さらに優しい涙が何度も流れた。舞台挨拶で藤井監督が仰っていた、ミスチル愛や彼らへのリスペクトも劇中で感じることもできた。後悔や悲しみは完全に消えることはないのかもしれないけれども、大切な人と紡いだ時間を胸の中で輝かせておくことはきっとできるのではないかと感じた。人と人の出逢いの尊さ、人生の素晴らしさ・儚さなど、藤井監督の想い、優しさが伝わってくる素敵な作品だった◎
台湾🇹🇼のレトロで素敵な街並みや日本🇯🇵の趣深い四季が感じられる風景描写や余命10年を想起させる素敵な劇伴も良かった。
藤井監督作品は、『新聞記者』や『ヴィレッジ』などの社会派、ノワール路線の作品も好きだけれど、個人的には本作や『余命10年』のような人生を見つめ直させてくれ人の優しさに触れられる作風の方が好きだなと再確信した。
