鹿

青春18×2 君へと続く道の鹿のネタバレレビュー・内容・結末

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

……これっぽっちも響かない自分にびっくりした。「旅」がひとつのテーマになっていて、「旅にゴールはない」とか、「旅は予期せぬことがあるからおもしろい」とか、なにか名言風なセリフが出てくるが、この作品自体はゴールがあって、予想をこえるようなことも起こらない。主役の台湾男子が日本を旅する途中、トンネルを抜けるとそこは雪国だったシーンから、無邪気に手を振る道枝くんに恋でもして目的を見失い、なんだかんだあってふたりで幸せになる、くらいのことをやってくれたら少しは感じることもあったのかも知れないと思うのだが。

蛇足
カラオケ店のヘンな壁画を塗り潰して、その上から自分の絵を描くという行為をなんのためらいもなくやるアミ。自分の絵にちょっかい出されるのは嫌がるアミ。何を表現したいエピソードなのかわからんが、アミが他人を尊重しない自己中心的な性格であることが分かる象徴的なシーンだった。
鹿

鹿