藤井道人監督で、台湾と日本の合作。
とってもよかった。
バックパッカー、旅の出逢い、
スラムダンク、ミスチル、
岩井俊二と青春アイテムを
散りばめながらも現在と過去を
交差させ、ギミックがあり、
それを知ることで泣けるように
なっている。
ジミーの視点で語られ、
ラストにアミの側を見せる構成も良かった。
「夢を叶えたら再会しよう」と
いう台詞もいい。
ジミーを演じたショー・グァンハンがとても素敵で引き込まれた。
18歳のシャイな演技がかわいいし、36歳の落ち着いてるが、寂しそうな眼差しと、巧みに演じ別けていた。
ラブストーリー部分のシーンは
既視感があるなあと思ったら、
先日観た「四月になれば彼女」の撮影監督だった。
二人が幸せそうなシーンや
美しい風景を際立たせる撮り方が絶妙。
印象的に出てくるアミの描く絵は最後に効果的に響き、泣かせる。
実際に描いたのは京都在住の画家で絵本作家の吉田瑠美。
藤井道人監督の実姉だそう。
入場特典はフィルム風しおり。
