カーネル

青春18×2 君へと続く道のカーネルのレビュー・感想・評価

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)
3.1
うーん………
藤井道人監督は気になってるし好きなんだけれど、合うのと合わないのと真っ二つなんです。今作は合わなかった。多分、藤井監督の恋愛系作品は合わないんだな〜
好きな清原果耶をもってしても、つまんなかった。

今作は〝台湾〟ありきの企画映画かな
スタッフも役者も台湾メインだった。
だからなのか日本の描き方も台湾人青年の〝外から目線〟で、綺麗過ぎたのでは?
映像が綺麗なのは結構な事で、台南パートの暖色味と日本の雪国をメインとした寒色味のコントラストも良いと思うし、劇中画も美しい(担当画家吉田瑠美は藤井監督の実姉)のですが。
全体的に透明マニキュアでコーティングしたみたいな映画。

ストーリーはシンプル
シンプルすぎ?もう少しスパイスを効かせて欲しかったなぁ
早い段階でアミ(清原果耶)に彼女の状況がわかってしまうようなセリフを、何気なくではありますが言わせてしまうの、全くもって残念。もう少しドキドキワクワクさせて欲しかった。
でも30代になったジミーのテンションの平板さはそーゆー事だからなのか………と早々に理解した上で観るべきなのか?

予想以上の恋愛映画でありましたが、ジミー(シュー・グアンファン)の成長映画でもありました。もっとロードムービー的要素を期待したんだけどね。バイクの二人乗りに期待し過ぎた〜

あと、岩井俊二に頼り過ぎw

久しぶりにお目にかかった松重さんが、やたら爺さんになってて驚いた。


※エンドクレジット 
監督名はとどまらず流れていくパターン
カーネル

カーネル