劇場鑑賞。
どこかに置き忘れてきてしまった誰かを好きになる“ときめき”を思い出せてくれるような物語。
西洋映画では醸し出せない風情がアジア映画にはあると言える。
『僕と幽霊が家族になった件』で惹かれたお目当てのシュー・グァンハン（ジミー役）。
特に18才を演じる時の彼が最高にカッコ可愛すぎて益々惚れずにはいられない。
岩井俊二監督の『Love Letter』がやはり多くのアジア人の記憶に留めていることを再認。
でも自分は同時上映されていた『藍色夏恋』のポスターにノスタルジーを感じてしまった。
「お元気ですか？」よりも「モン・クーロウ！」。
シュー・グァンハンの容姿に人生で一番好きだった人の面影があり、また自分もその人とは再会できずに随分と時が流れているのでどことなく追体験しているような感情に陥り涙する場面もあって。
ただ、人は過去を自分に都合良く美化する傾向があったりするけれど、この映画はその点も丁度良い塩梅で描いていたところも好印象へと繋がる。
2024/05/07鑑賞
