めちゃくちゃ旅がしたくなる映画。エモが大気に充満して弾けそうな喧騒の台湾と、冷気が静かにエモを運ぶ雪景色の北日本。どちらもすごく良い。どちらの旅でもかけがえのない出会いがあり、旅の面白さと人生の有難さを強く感じた。何より、年下のジミーとアミお姉さんの恋模様が甘酸っぱくて奥ゆかしくてキュンキュンする。清原果耶の笑顔が致死的に可愛くて、こんな笑顔を直に向けられたら瞬殺だろうななんて思いつつ、中盤で二人にガッツリ感情移入させられた分終盤は涙が止まらなくなった。
こういう王道というかベタな物語を、躊躇せずエモく切なく仕立ててくれる藤井監督、大好き。
