このレビューはネタバレを含みます
長い間中国に住んでいたので、藤井道人が台湾を舞台にした作品を作ったのは俺得すぎる。
円卓での食事、少し田舎の方にある小汚ないお店、ポップコーンの売り方、エンドロールが始まったらすぐ明かりがつく上映方式
文化や環境の違いがよく描かれていたと感心する。中国を離れて数ヵ月しかたたないが恋しくなってくる。
物語の基盤はもう余命十年そのもので、そこに新しい要素として国の違いというのを足したといった感じ。二人の掘り下げかたはすごく良かったが、正直最後の展開はキミスイや余命十年で何回もみたやつでもう慣れたというかあざく感じてしまった..この作品が悪いとかではなく作りすぎてもうテンプレになってしまってるんだなぁ。時間軸を二つにして新しくしようとしてるがそれだけでは補えない。
スラダンとかは来るだろうなぁと予想していたが、岩井俊二のlove letterはサプライズすぎる。しかも予習必須な程に内容に関係してくるので驚き。聖地巡礼をしてる映画の聖地巡礼、したいっすね~。