ディズニー+配信の大谷翔平のドキュメンタリー。
松井秀喜がナレーションを務めたり有名選手ががっつりインタビューに答えていたりと豪華な作りです。
松井やダルビッシュ、ペドロ・マルティネスが大谷について喋り、それを見て大谷がアンサーしもう一度有名選手や監督が答えるという形式で進みます。
興味深い話はいくつかありましたがやはりまだ現役半ばの選手のドキュメンタリーだけあって褒める一辺倒です。
また大谷翔平って野球一筋の野球少年がそのまま大きくなったようで野球以外のパーソナリティが見えにくいというか野球以外に興味がない様に見えるので掘り下げ甲斐がいまいちありません。
ちょっと漫画のキャラクターぽいと言いますか競技は違いますが「キャプテン翼」の翼くん的な野球一筋感があります。
もっと影の部分があって陰影が出ればいいのですが大谷ってメチャメチャ良い子ですし。
しっかりとした両親の元でのびのびと育ち恵まれたフィジカルを真面目に鍛え上げて世界一になりましたと言うストーリーは素晴らしいですが面白みに欠けます。
シュワちゃんのドキュメンタリーみたいに満面の笑みで「勢いあるライバルにわざとデッドボールぶつけて潰してやったよ。」とか語ってくれた方がドキュメンタリーは面白くなるんですが。
栗山監督も作中で語っていたように全てが終わった後でないと大谷翔平と言う選手がどう言う選手で何を成し遂げたかは語れないと言うのが正直な所ですね。
余談ですがいまだに大谷翔平を二刀流というのに違和感がありますね。
ディオン・サンダースみたいにアメフトと野球でプロなら二刀流感はありますが……
リアル二刀流はさらに意味が分からないです。
