韓国でサプライズヒットとなったロマンチックコメディです。
近年で最も笑った映画です。
韓国ドラマが最も得意とする記憶喪失を題材にしていますが、極端に極端を重ねていく徹底的な攻撃型コメディです。
セリフの面白さと共感性の高さ、それを表現する俳優の魅力、韓国映画が培ってきた笑えるラブストーリーの新たなスタンダードとなりそうな予感すらします。
結婚して愛が冷めきってしまった後の離婚調停のシーンの凄まじさは、ある種のアクション映画のようなバトルを展開します。
売り言葉に買い言葉とはよく言いますが、ここまで次々と相手を罵る言葉が出てくるな、と感動すらしてきます。
またセリフも素晴らしいのですが、体を張った笑いもあります。
あるシーンを観たあと、カン・ハヌルさんがこの撮影後も生きている事が不思議になるほどです。
『ヒズ・ガール・フライデー』以来続く男女の喧嘩コメディとしての傑作が誕生しましたね。
