寺嶋文

烈火青春 4Kレストア版ディレクターズカットの寺嶋文のレビュー・感想・評価

4.0
2024年3月 大阪アジアン映画祭にて鑑賞

初見です。
レスリー・チャンが若い。
今、テレビで「不適切にもほどがある!」ドラマが放送されていますが、こういうのが「不適切にもほどがある!」ってもんだよ!思う攻めてる作品でした。今みてもビックリな作品。
脱いだらわき毛の処理がされてなかったり、白いショーツやブリーフなのにビックリしつうも時代を感じます。

アジアン映画祭のパンフレットを読むと、パトリック・タム監督は香港ニューウェーブの一人でウォン・カーウァイ監督に影響を与えた人物。
また美術のウィリアム・チョンはのちに「花様年華」や「2046」も手がけたとのこと。
なるほど確かに、青い壁にデビットボウイのポートレートをバックにしたレスリー・チャンは絵になるし、ネオンサインのアップなど観たことあるなぁと思っていたら、この時代の作品が影響しているのかと。

ストーリーは日本人としては??と思うところもありますが、衝撃的なラストも含めて香港映画に勢いを感じる作品でした。
寺嶋文

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