桃龍

タイガー 裏切りのスパイの桃龍のレビュー・感想・評価

タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)
4.5
『RRR』に迫る面白さ。
冒頭の回想シーンで「ジェームズ・ボンドはもう古い。ララ・クロフトみたいに…」というセリフがあるが、それを合わせたような傑作。
”007”ばりのサルマーン・カーンと”トゥームレイダー”ばりのカトリーナ・カイフが、これでもかと躍動する。
インドとパキスタンをめぐる人間ドラマも素晴らしい。

タイガーシリーズの「3」で、『WAR! ウォー!!』 『PATHAAN/パターン』を含む「YRF(ヤシュ・ラージ・フィルムズ)スパイ・ユニバース」の1つなので、シャー・ルク・カーンも出てくる。
しかもチョイ役ではなく、超絶アクションを披露。

インド映画評論家の高倉嘉男さんのトーク付きだったので、それによると総製作費は40数億円。インドのスターシステムではその半分が主要キャストのギャラで、残りをCGその他にあてる。
カトリーナ・カイフは高倉さんの推しで、推しの人はカトちゃんと呼ぶらしい。

ストーリーが続いているので、前2作も観ておいた方がいい。
けど、「2」はBS12で放送されるまで日本未公開だったから、その放送を見逃した人は観る手段がない…。
桃龍

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