このレビューはネタバレを含みます
生活の中での些細な諍いもありふれた家庭の事情もそのアイレベルでは大問題だし、フッと押されるように引かれるように人生は転がって行く。
孝子をフィルターとして作中の家族(特に女性は)は重なっている。赤子…
次女の素行の悪さは、存在感の薄い父親のせいでも、母親がいなかったせいでもなく、ましてや母親の血のせいでもない
長女は、子どもには両親の愛情が必要、と考えて帰宅するが、仮面夫婦が長続きするとは思えない…
BS松竹東急 日本の名匠シリーズ 生誕120年 小津安二郎特集 より 視聴
いやー…笑
なんか汚い…笑 遊び方の汚い奴の様な映画だな って感じでした。
今まで散々古き良き家族の話みたいな映画を撮…
今まで見てきた小津作品では、あくまでも通奏低音的に暗澹たるものが描かれてきた印象だったが、本作品ではそれがあまりにも露骨に表出していたので面食らってしまった。ここまで無愛想な女性もガラの悪い男性も…
>>続きを読む初鑑賞。
この作品の白いマスクを着けた原節子の姿は周防正行監督「変態家族 兄貴の嫁さん」でオマージュされているのですが、大井武蔵野館で周防作品を観てから30年経ってオリジナルの白いマスクの原節子を観…
このレビューはネタバレを含みます
日常に起こる悲劇の普遍性を感じた。構うことのない、周囲の人々の無関心さ、陽気な音楽、生活音等がそれを物語る。当人たちにとっては人生を左右する事件が起きていても、第三者にとっては隣の揉め事ぐらいのもの…
>>続きを読む※ 特集上映時タイトル:
「〜4K修復版」
〇'18 6/21上映
『生誕115年記念企画 小津4K 巨匠が見つめた7つの家族('18 6/12〜22)』: 新宿ピカデリー
〇'18 6/24, 2…
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