ポンヌフ、ベティブルー、愛のコリーダ。それらに先んじて増村保造が世に送り出した激情の若尾文子。田村高廣の好演か、新藤兼人脚本の力か、増村正攻法の力量か。時代物の強みか、モノクロの魔法か。衰退期に入ろ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
終盤のクライマックスで、田村高廣の両目を五寸釘で刺した若尾文子に対する男たちのリンチ。「犯罪者」「売国奴」という理由よりも「なにか他の理由」(すごく性的なもの、または性的な抑圧)として見ることができ…
>>続きを読むずっと気になってて観たかった作品。期待してた通りでした❗️
刑務所のシーンは、まさにTHE 地獄(^^;;下手なホラーよりよっぽど怖い。
畑を耕してる姿も綺麗だなと思う若尾文子。あの瞳で見つめら…
若尾文子が刑務所に入った時のセットが異常。刑務所ではなく地獄にしか見えない。この頃の大映の美術は異常。一見悲痛な美談にも思える。しかしラスト、まるで腰の入ってない様子で鍬をふる若尾文子とそれを見る夫…
>>続きを読むすごすぎる。こんな映画が50年前とは思えない。でもあの時代だからこその凄惨な物語。キャスト、スタッフ皆戦争を体験しているからこそ描けたと思う。夫を戦争に取られないようにする為に両目を釘で潰す時の若尾…
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