このレビューはネタバレを含みます
●『色々あった』ピエール瀧の主演作なので、観ようと思ってたヤツ。
●色々と考えさせられて、良い作品だった。
●『罪を犯した人は、いつになったら赦されるのか?』『犯罪者の家族まで責められ続けないといけないのか』…この辺が第1のテーマ。犯罪者役ではないけれど、実生活で罪を犯してしまったピエール瀧がこの作品に主演してることで作品の『重み』が増してる気がする。
●もう1つのテーマとして、『3.11』に関しての『復興』『風評被害』『風化』も取り上げられてる。被災者にしてみたら『風化』なんて有り得ないんだろな…って思わされた。
●インチキ臭いジャーナリストにムカついた。あの描き方じゃなくて、『(独善的だけど)正義感に燃えたジャーナリスト』みたいな方が良かった気もするけど。
●散骨の仕方が勉強になった。『粉をサラサラ〜っと撒く』感じかと思ってた。
●街角に立ってた『放射線量の測定器』が印象に残った。『0.069μSv/hって人体への影響どれくらいなんだろ?』と、危険度が分からなかった自分がチョット恥ずかしかった。震災直後は、みんなアレだけ神経質になってたのに…。
●とりあえず、自分から『お金貸して』なんて言ってくるヤツにはお金貸さないようにしよう、と強く思わされた。
● この日観た『水平線』『アイアンクロー』、2本とも『子供とキチンと向き合わない父親』の映画だった。