このレビューはネタバレを含みます
震災から13年、福島が舞台。テアトル新宿の最終日に鑑賞。
ピエール瀧自身の再生物語でもあるかもしれない。
散骨するか葛藤するピエール瀧の演技は素晴らしかった。
しかし、もともとは犯罪者である兄の遺…
福島県のとある港町。震災で妻を失った井口真吾は、個人で散骨業を営みながら一人娘、奈生と暮らす日々。ある日、彼のもとに持ち込まれた遺骨は、かつて世間を賑わせた通り魔殺人事件の犯人のものだった(ここまで…
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「亡くなった人は星になってネオンに集まり酒を飲む。明け方になると千鳥足で水平線に向かって…。」
「なんで自分が嫌いなの。傷つけられてるのに自分で傷付くなよ。」
「あんたが言う風化なら、風化して…
ピエール瀧という俳優、人の心にスッと入ってくる素晴らしい演技。
本編の内容に関しては、受け取り手によって大きく変わってくるものじゃないかと。
たかが骨で、されど骨で、自分事なのか、他人事なのか、立…
言葉にできないものが人物の動きや映像にあり、
どこにでもあるような場面での女性たちの会話がお芝居感がなくすっきりして物語に近づけたのと
そのままのという感じの薄暗いシーンにはその映像の中に現実がしっ…
立場が違えば答えは真逆になるし想いを口に出していても正しく口に出せているかどうかなんて誰にも分からない。
各々想いを秘めながら生きていく様。
終始鑑賞してて苦しかったです。
ピエール瀧さん
今回…
何が正解かわからない。
井口のやったこと、漁師さんたちの想い、奈生の立場や気持ち。
どの道を選択しても苦しむ人がいる。
ただはっきり言えるのはジャーナリスト様とやら、しゃしゃるな。勝手に代弁するな。…
このレビューはネタバレを含みます
人はそれぞれ心に重い物を抱えて、でもいつかはそれを置いて前に進まなくてはならない。その重さは当事者にしか分からないし、大変辛い決断だと思う。
監督のラブコールに応えて瀧さんの抜擢。
瀧さんファンの…
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