路地で遊んでいる子供たちの前に現れた人さらいの文吉。子供の1人、鉄坊に目をつけてそのまま連れ去ってしまう。だが道中で鉄坊がぐずり出し、文吉は菓子パンなどを与えてなだめようとするも効果がない…
>>続きを読む二人の浪人が西国随一の剣豪である伊勢伊勢守に仕える者を名乗れば豪遊ができると聞き、無き知恵をしぼってよからぬ事を企んだ。
喜八は、一人息子の富夫と裏長屋で二人暮らし。長屋の隣には、同じビール工場に勤める若者次郎が住んでいた。気の合う二人は今夜も富夫を連れて場末の小屋に浪花節を聞きに行ったのだが、夢中になってい…
>>続きを読む©1929松竹株式会社