2024年1月13日横浜シネマ・ジャックアンドベティにて窪塚俊介、福間雄三監督、撮影の根岸憲一登壇の舞台挨拶回鑑賞。どうやら窪塚愛流さんも観に来ていたようです。
太宰治原作で戦場へと送られる若き教え子の恋愛を描く。
現代の恋愛にも通じる内容で「死にたくない」もあるがそれ以上に「離れたくない」「悲しませたくない」という感情が伝わってきて泣けるストーリーだった。
短い映画ながら見応えがあった。
ただリアルさを求めてのことかもしれないが光の使い方が極端で暗いショットは暗く、明るいショットは眩しく感じられ、モヤがかかったようなショットは目が疲れる。天気雨なのかもしれないが雨のシーンが明らかに晴れ。もう少し薄暗くできなかったのだろうか。
窪塚さん大林宣彦の遺作でもこんな役じゃなかったか。
台本には役名があった方がいいだろうと“太宰”と書かれていたけれど、窪塚さんは演じる“先生”と若くして愛人と玉川上水に身投げした太宰治が繋がらず最終的に“先生”になったそうです。