さくぞー

罪と悪のさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

罪と悪(2024年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

タイトルもビジュアルも韓国映画感が強い。内容もそれっぽかった。洋ドラって感じもする。
ノワール・ミステリーと描かれている通り、(本来のノワールの意味とは少し違うが)終始落ち着いたらトーンで進んでいく。個人的にスコアは高くならないが好きなタイプ。

色々な要素が出てきているが、結末は仲良し4人組の事件にケリをつけるという感じ。そのため消化不良な感じも強い。ここからドラマとしてシーズン2が始まりそう。一応ずっとメインの謎は同じで解決するけど、色々と振り撒き過ぎて満足感は低くなっているんじゃないかと予想。前編と言われても信じる。
警察サイドはともかく、春がどう生き抜くかとか普通に観たかったし。
また真相も邦画にはあまりないタイプの重いやつで、それだけで嫌となる人もいそうなレベル。
途中で健太郎が言ってた「罪と悪」についても結局なんか判然としないままではあった。あんだけキャラが心情をセリフで喋るなら、もう少し罪と悪についてもしっかり踏み込んでほしかった。

派手さはないが映像がめちゃくちゃ良かった。キャストも重厚感がある。椎名桔平みたいなポジションのキャラ好き。高良健吾の片腕ハグかっこよすぎ。
もう少し評価高くてもいいと思う。オリジナル脚本なのもいいし見応えはあったし、齊藤勇起監督の次作もチェックしたい。配信限定とかでもいいから本作の続編ドラマ/映画でもいい。
それにしても、おばたのお兄さんなんだよな大東駿介。

映像:=======S
脚本:=====B
編集:=====B
俳優:======A
人物:=====B
音楽:======A
音響:=====B
【MVP】阪本春
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