けいり部

罪と悪のけいり部のレビュー・感想・評価

罪と悪(2024年製作の映画)
4.2
かなり好き。
罪や悪について考えさせる作品として以前に、
友情の話として。

決して消えない過去の罪と青春の記憶。
あまりにも切なく、どうしようもない。
少年時代に経験した恐ろしい過去。
フォロイーさんも書かれていたが
『ミスティック・リバー』のようであり、
あちらが好きならこちらも好きかも。

物凄くイノセントであり、
どうしようもなく悲しく残酷。
青春時代から続く罪悪感。
あの日どうしようもなかった慟哭。

少年時代を演じた中学生ズの演技が素晴らしくて、
今年はもう彼らがベスト若手俳優賞で良い。

あの日全てを話すことが出来たなら。
でも全てを話すことなんて、きっと出来なかった。
あの日言えなかった言葉。
どうしようない苦しみと、いつまでも変わらない地元。


暴力描写が強めなので苦手な方はお気をつけて⚠️
暴力を抑えめにだったらもっと受け入れられたのかも。
予告映像が怖すぎるよね。

予告から想像していたものよりもずっと良かった。。

簡単に答えを提示してくれる作品ではなく
自分の中でじっくり考える作品。
けいり部

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