上海の近くの子供服の製造が盛んな街のいくつかの縫製工場で働く若者たちに密着したドキュメンタリー。
上映時間は3時間半ほどあり、自分が一生訪ねることがないだろう場所の出来事をこれだけじっくり見られるんだから満足しかない。面白いに決まってる。
若者たちの人間関係も面白いし雑な賃金交渉も面白い。
5年ほどの期間が経過しているようで、可愛らしかった若者がおっさんになったり、君が社長に!みたいな、ことがあるのも良かった。
街なかも工場の中も寮も、そこら中にゴミが溜まってる。
その上、みんなが殻付きの何かを食べていて、一口食べるたびにそこらの床に殻を吐き捨てる。
それが違う文化に生きているんだと感じられた。
みんなが給料を現金でもらって、不用心に札束を持ち歩くのも意外だった。
最近は電子マネーになってるんだろうか。
撮影者の存在はほとんどの場面で感じられない。それかすごい。
冒頭に人民元の円換算の説明の字幕が入るけど、説明が複雑でわかりにくい。
単純に1元は20円位、だけでよいのではないか。