トランスマスター

ファミリー・ディナーのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)
3.0
♯86 体型に悩む少女の過激なダイエット体験

舞台はオーストリアの郊外の叔母の家
主人公は、ぽっちゃり体型のティーンエイジャー女子シミー。
復活祭(イースター)の休暇を利用して、ダイエット本『もちろん低糖質』の著者で有名な料理研究家の叔母クラウディアの自宅を訪ねる。
その目的は、デブ克服合宿を遂行すること。
途中でリタイアしない事を条件に、シミーは、クラウディアのダイエットメソッドを開始する。
食卓にはめちゃくちゃ美味しそうな料理がテーブルに盛られるが、食事が許されるのはクラウディアの息子フィリップのみ。
クラウディアのパートナーのシュテファンも含めて3人はイースターまで断食の苦行。
夜には叔母のクラウディアとシュテファンの夜のスポーツ、同じ部屋には従兄弟のフィリップが、上半身裸で体を拭いている。
極限の禁欲生活の中シミーは正気を保てるのか?
ミスリードが上手なワンシチュエーションスリラーです。

◆良い点/注目ポイント
・オーストラリアの映画だと油断していたら、言語がドイツ語のような言葉で焦りました。
そうです!舞台は“オーストリア”です。
・劇中クラウディアとシミーが、陶器で出来た薄いバスタブの縁に2人で腰掛けるシーンが有り、割れると思っていたら大丈夫でした。
・シミーは殺生に対して躊躇が無いので、とてもスムーズにストーリーが進みます。

◆改善点
・無し。

◆総括
・キャンプファイア用に組んだ木の枝が、物凄いフィナーレの伏線だと思っていたら、全然大した事なくて残念。

もっと変態かもっと残酷が必要な映画です。

-2024年86本目-