このレビューはネタバレを含みます
いちいち食べ物が美味そう
☆
“月曜日”
広大な自然に囲まれた(…しかし何処か不穏な…?)
叔母の歓待…?
リフォーム中
“お客様”としてのお出迎えだが…酷いもの…
叔母息子との同部屋での滞在だが…
・ベッドには“クソ女”
・“(イースターに来た理由を問われて)叔母さんが離婚して以来会えてなかったから”→別れた夫の姉であるおデブ少女ママへの恨みを感じるような言葉
・4泊…?
来週の月曜日まで…?
“ママは“金曜日まで”と”本当に言ったのか…?
“長くは無理なの”とか “イースターは家族だけでお祝いする習慣なの”とか…とのことで…
張り付いたような作り笑顔が不気味だし…“来てくれて嬉しいのよ”との言葉も…
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ママとの通話
“(平気な心情ではないであろうに…)平気よ”
“金曜日に帰っていい?”
叔母とのすれ違いを自分の非としたり…
“彼女 力になってくれそう?”
→“まだ聞いてない”
(※ママは娘の叔母宅訪問滞在に反対だった)
ママ:
娘が寒くないか セーターを持って行ったか 困っていないか etc…を心配したり…
金曜日には帰りたいとの娘に“もちろんよ”
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ディナーにて…①(来訪初日)
地元産のオーガニックの肉が供されるが 色々と召し上がり辛い…味わい辛い…
食事をしない叔母夫妻
“私たちはいいの イースター前は断食を”とのことで…
信心深い…?
☆
寝室(叔母息子と同室)にて 息子のために水を持って現れ スマホチェックする叔母
ナイフカチカチする息子…
お客様お泊り時にも関わらず熱く常時に耽る叔母夫妻
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叔母:
・“「クラウディアのレシピ」 “復活祭(イースター)に続刊決定””
・おデブ少女ママへの恨み…?
(ママ=別れた夫の姉)
息子への異常な愛…?
・ディナーでの特段の配慮
肉をカットしてやり…ソースをかけてやり…熱さを心配してやり…セーターを整えてやり…
・寝室にて…
息子:
イヤな感じ…というかクソ野郎…
おデブ少女に対する酷い態度…嫌がらせの数々…
・ベッドへの酷い刻印(“クソ女”)
・背中の湿疹をチラ見しただけで “何見てる?”とか…“裸がそそるか?”とか…“モテないだろ?当然だよな”とか…
・枕にネズミの死骸を置いてみたり…
→“あんたの仕業?”と追及すれば ナイフカチカチしながら中指を立てて…
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おデブあるある
・ミチミチのジーパンやパーカーがより一層デブ感を増す
・背負ってるリュックがちっちゃく見える
・自分に自信がない
…心根は優しくて良い子なのに 自信のなさ故の弱さが弱点となり…災いとなり…
自信のなさ故に 自分の心を犠牲にして周りへの気遣いを優先してしまい、それが自分自身を苦しめる
作り笑顔が苦しそうで…
・鏡に向かって自分の腹肉にぎにぎして確認しちゃう…そして自己嫌悪しちゃう
・繊細で…心の傷いっぱいで…劣等感 自己嫌悪いっぱいで…
・自分の存在が他人への迷惑ではないかを気にして臆病になっちゃう ビクビクしちゃう
・他人との食事において控えめにしちゃう
・哀しくも女の子でも歩き方は横綱
・劣等感があるからこそ他人に優しくなれる
・脂肪も心労も溜め込んじゃう体質 性格
(心労多くして夜も眠れず…そしてそれが太る原因にもなり…)
・命の危機による逃亡場面においても 走り方はやっぱり横綱
疾走感無くて…残念感…
膝とか心臓とか心配…
悪意を感じられるほど残酷でリアルな思春期のおデブな女の子の描き方
顔のパンパンさを強調させるような服装や髪型
ぴちぴちの服
厚めの前髪×ボリュームの少ないポニテ
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Chapter3
“火曜日”
朝のランニング中に森で怪しげなものを発見
…巨大焚き火…?灯油缶…?お菓子とか入ってるリュック
→組んであった木はイースターの火祭り用…?(今年初めてやる催し…?)
テーブルにずらりと並べられた涎滴るような朝食
叔母夫も朝のトレーニング
肉体美…!セクスィー…!
断食中なのに 妻には内緒とのことで朝食食べちゃう(食べたのがバレないようにおデブ少女にも食事を勧める)
勝手に荷物整理をする叔母
ママとのメール
息子失踪…?
ダイエット本格始動…!
現金な叔母の性格がやな感じ…
(当初は冷たくあしらったくせに 息子の無事発見に貢献したからダイエットに協力…?)
それに対して素直に心から感謝するおデブ少女の純粋さが…涙
ダイエットには時間が必要とのことで日曜日まで滞在を許されるが…
ディナーにて…②(失踪息子救出後)
息子にはたっぷりと美味しそうなパスタ
⇔おデブ少女の夕食はなし
(“デトックス(→ 毒を出し切ってから低カロリー食に移る)”とのことで…/日曜日までずっと)
…目の前に美味しそうなものあるのに食べられないの辛すぎ…その美味しそうなものの残り物捨てるのも辛すぎ…
屈辱的な体重測定 肉見せ 肉挟み…
叔母の鬼師匠感…
おデブ少女に救われたくせに 相変わらず嫌がらせ
叔母夫の謎の怪しげな干渉…
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おデブあるある
・汗がすごい
※グレーの服はNG…脇汗が…
前髪張りついちゃう
(…でもランニングの努力は偉い…!)
・座り方…女の子でもついつい男らしくなっちゃう…
・スリム体型の人と一緒に座ったりしちゃうとより一層引き立つボリューム感
※※※
無理なダイエットは危険!絶対ダメ!
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Chapter4
“水曜日”
息子のための朝食がやたらと美味そう…
油も蜂蜜も粉砂糖もたっぷりの“めっちゃ うまい”パンケーキ…
涎ごくり…
そんなのを目の前でむしゃむしゃされたら ダイエッターにとっては目に毒すぎる…
水を飲んで食欲を誤魔化すいじらしさ辛さ…涙
粉砂糖マシマシとか…お代わりとか…嫌がらせすぎる…
チラ見しやがって…怒
☆
息子の嫌がらせ…?
→師匠としての叔母の厳しいお咎め
→霰もない疑いをかけられた弟子としての必死の弁明…涙
☆
ディナーにて…③
息子の謎の負傷
(左眼のアザ/“転んだんだ”…?)
相変わらず美味しそうすぎるディナー
(アクアパッツァ的なやつ/“元気を出して”と息子の大好物を供する叔母/(※もちろん おデブ少女(&叔母夫)は断食)/全然美味しそうに食べない息子)
叔母夫のフォロー…?
…だけど無理して…平気なフリして…涙
恒例の叔母による体重測定
息子のアザについてのおデブ少女の“別の理由”の疑念
(叔母夫の暴力によるもの…?(叔母は 叔母夫は息子をかわいがってるとのことで即座に否定するが…?))
ダイエットについては初日で大きな成果…?
謎の石のペンダント(曰く“力をくれるの これを触れば空腹が消し飛ぶわ”)を授けられ…
“ありがとう”と受け取り 石を握りしめるおデブ少女の純粋さが…涙
“頑張るのよ 信じてるから”と念を押し鼓舞する叔母に薄寒さを感じるような…
叔母に冷たくあしらわれても 叔母を信奉するおデブ少女が哀しい…
息子の嫌がらせによるネズミの死骸の一件後 居間を寝室としていたおデブ少女だったが…
新しい本を執筆中の叔母
出版社が見つからない
“叔母さんの本 大人気なのに?”
(←過去の話)
“難しい本だと一般向けしないの”
テーマは“古の食文化とそこからの学び”
(“古い文化から普遍的な知識が得られる”とのことで…)
読ませてはもらえない
“そのうちね”とか“ちゃんとベッドで寝て”とかあしらわれ…
叔母に授けられた石を握りしめて自身を鼓舞するおデブ少女の叔母への狂信っぷりが愚かで哀しい…涙
空っぽの冷蔵庫
叔母夫の悪魔的誘惑
→ナイフでグサリ…
…という夢
…しかし夢は真実を現していたりでもあるのかも…?
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Chapter5
“聖木曜日”
夢とは異なり 満々の冷蔵庫
朝食にて…
叔母夫と息子の狩りに同行
見事にウサちゃんを仕留めも 止を刺すことに躊躇する息子
→止を刺すおデブ少女
ウサちゃんの“後始末”
息子× おデブ少女
どんなに酷いイジワルされても 息子を思い遣って心遣いしてあげられるおデブ少女の心の優しさ 愛の心が素晴らしすぎる…涙
息子の告白
ダイエットの師匠としての叔母を狂信的に信奉するおデブ少女
著書「“もちろん低糖質!」”
芽生える師匠への疑念…?
恒例の夜の師匠と2人きりでのダイエットチェック
息子の告白について師匠に尋ね…
同情を乞うような涙ながらの叔母の言い分 主張…?泣き脅し…?洗脳…?
やっぱり共同のベッドルームでは息子のナイフカチカチ山
そしてやっぱり水を持って現れ スマホチェックする叔母
カチカチナイフは叔母殺害用
思えばいい歳の息子の掛け布団カバーが恐竜柄なのも…
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Chapter6
“聖金曜日”
目の前の食べ物に腹の虫鳴り響き…
師匠に授けられた謎の石を握りしめて耐える…
庭で何やら土いじりする叔母を目撃
埋められていたのは息子の写真と木像…?
ママとの通話
…神出鬼没な叔母の闖入により通話終了
スマホの紛失
イースター前にて忙しく 不注意によりナイフで手を切ってしまった叔母
…その隙に!捜索 捜索…
リボンで結ばれたノート発見
細かい字で記された諸々
写真や絵
呪術…?
息子と共に逃げようとするも…
叔母の策略 手先と疑われ…中指立てられ…
“それに奴らからは逃げられない”
叔母夫
施錠 ポケットの膨らみ おデブ少女に向けた不気味な笑み
ディナーにて…④
断食の日だけど息子のためにの特別に料理が供され…
息子のお手柄…?の例のウサちゃんのロースト(&ママから息子へ熱いハグ)
おデブ少女のダイエット断念宣言を皮切りに…
息子の反乱
叔母夫(義父)の怒り
叔母の冷静を装いつつも…な怖さと強烈なビンタ
真実がはっきりとしてしまった一夜…
とりあえず息子とお皿の上のウサちゃんが不憫でならない…
食べる側も食べることに恐怖 トラウマが芽生えるだろうし…
食べられる側のウサちゃんとしても殺されてしまった以上美味しく幸せに食してほしいだろうに…
空腹に耐えられず歯磨き粉食っちゃう…?
そしてまた…
同情を乞うような涙ながらの叔母の言い分 主張…?泣き脅し…?洗脳…?
息子へ哀願する叔母
(“すべてはあなたを思ってのことなの 本当よ あなたを愛してる”と息子に抱きつく叔母だが…それは真実の愛ではなく 奪う愛 相手を縛り付ける愛なのでは…?)
…しかし息子とおデブ少女の脱出計画は淡々と進められており…
見事鍵を入手したおデブ少女
ウィーン行きの7時55分発
駅まで徒歩で1時間半
6時出発
ダイエットという概念について
おデブ少女の名前をちゃんと呼んで
“なぜ無理にやせる?体は自然のままがいいのでは?”
→“体をどうするかは私の勝手では?”
…しかし“やられた”
08:07起床
隣のベッドに息子の姿はなく…
鍵は開錠済…
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Chapter7
“聖土曜日”
息子はウィーンの自身の父親の元へ…
裏切られても…“(鍵の心当たりは)ない”と証言するおデブ少女…涙
息子の無事を確認し 抱き合う叔母夫妻を前に…
自分だけが不幸のどん底に陥れられたような感じになっちゃう…涙
叔母夫にウィーンの自宅まで送ってくれるよう頼み…
“ママに会いたいの”とか…
“(“イースターはママといたい?”との問いに)そうなの”とか…
本当に残念そうにしつつも おデブ少女の頼みを承諾し、荷物をまとめさせる叔母夫
裏切りクソ野郎な息子の最低さ
息子自身が置かれた状況もかなりキツイけど それを踏まえても…
善意あるおデブ少女を騙し 生贄にするようなやり口 裏切り行為は最低最悪…怒
自己保身塗れな自己中クソ野郎…怒
恩人であるおデブ少女へのメッセージも最低最悪…怒
(“なんで私を置いて行ったの?”→“ほっといてくれ(+中指おったてた画像)”)
叔母×おデブ少女
決意新たに…
叔母夫に帰宅願望を撤回
そして決意表明
“儀式”へ…
☆
Chapter8
“イースターの日曜日”
(ブロック体の赤字)
ディナーにて…⑤
・儀式的
・ロマンティック…というより怪しげで不気味な蝋燭の炎
・叔母を中心に手に手を取って…
・食事前の叔母の言葉
(“新しい始まり”/“死と復活”/“我らが祖先はこの特別な日の力を知る”/“我々は体を清め 準備を整えた(…断食のこと…?)”/“我々はこの食事を自らの血肉とする 滋養を尊び体内にその本質を感じここにいない者たちのことを思う 彼らも共にいる”)
・“好きなだけ食べて”との許可を得て…
・“この食事を分け合うのは特別なことなの”
・以前のディナーにて息子にしてやっていたような丁寧な肉の切り分けにて供され…
・ペンダントの謎の石を握りしめつつ ようやく与えられた食事をゆっくりと咀嚼して味わうおデブ少女
・徐々にペースアップしていく三者
(どこか異常な感じ…?飢餓感…?)
食事後…
儀式を共にしたことですっかり叔母に受け入れられたのか…?
(滞在の延長を勧められたり…再訪を心待ちされたり)
メイクを落とし…
(…しかしメイクのようには拭えない心のもやもや…?)
眠れぬ夜
04:07
息子との同室にて息子のナイフを見つけ(逃亡時に置いていくはずもないものでは…?)…息子へメッセージを送るも返信はなく…中指おったてた画像にもどこか不審な点あり…
叔母夫により施錠された外の小屋の鍵を破壊して侵入
→最悪の予感的中
美味しいディナーの正体は息子
叔母夫の狂気の懐柔
ペンダントの謎の石を握りしめ…
叔母夫の腹をナイフでグサリ!グサグサ!
叔母夫妻から逃亡し 森の中へ…
猟銃を持ち車で追いかけてくる叔母夫妻
ランニング中に見つけた木を組んだものの所へ…
叔母の狂気の懐柔…かつ 殺る気満々な行動
→立場逆転 因果応報 火炙りの刑へ…
アニマを得る的な呪術的 邪教的な考え方…?信仰…?
炎の中で焼かれもがき苦しむ叔母を冷徹に見つめるおデブ少女
朝を迎え…
車にもたれかかって死にかけの叔母夫の隣へ…
猟銃を受け取り…
そしてまたペンダントの謎の石を握りしめ…
end…
☆
・貫徹された暗澹
・呪術 邪教 etc…絶対NG!
・カニバリズム(…アニマを得る的な考え方…?)
・信じる力は偉大(※故に間違ったものを信じてしまうと…danger!/勇気 自信 安心感 etc…を得るための信仰対象としてのペンダントの謎の石…変なモノに惑わされるな!/)