ポンコツ娘萌え萌え同盟

復讐は囁きにのせてのポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

復讐は囁きにのせて(2023年製作の映画)
3.6
夫に浮気された女と、変態社長に秘密を握られた女の復讐劇になるはずが、社長を罠に嵌めるためにエロASMRを作成する事になる変化球過ぎるピンク×バカ映画。なんだこれ。
エロ+ASMRが結びついた文化が存在、かつ同人で人気の高い現代だからこそ実現できたようなストーリーラインは粗は感じつつも正直笑いこらえるのに必死でした。

僕自身はエロASMRはDLsiteで買ったものを有線ならe500か無線ならLinkBudsSのイヤホンの音響で稀に嗜む程度に聴く程度なんですが、
映画館の音響、立体的で極上のサラウンドから流れるエロASMR音声に包まれるという摩訶不思議で貴重な体験が出来るのは本作くらい。だから本作は寧ろその体験のために是非映画で見てほしいし、もっと映画館のサウンドステージで上映すべき作品の一つだと思う。

ASMRと復讐が結びつくナツカ、ASMRのサークル常連客の変態社長、ASMR制作に情熱をかけるオタクのマグロさん、エロ絵師の老婆など傍から見れば物語に負けじと奇人・変人の世界だし、サウンドとシナリオのインパクトが強すぎるけど、映像ももASMRと復讐が結びついてるのもあって扇情的で、生ASMR責めなど他作品ではまず見ないようなシーンも見れる。
また、途中のCDケースでオナニーする場面、これまでの画面も交えた演出でいい感じの雰囲気出しているのに、思い返せば割と碌でもない場面だらけで薄ら笑いかけた。

エンディングテーマとかいい感じの曲調なのに内容とかなり合致したので更に追い打ちかけてくる作品。あとソニーのMDRCD900ST?が小道具して出てくるけどやはりビジュアルに合う。他だと胸の真ん中が空くエロ下着の衣装を見たのは今回始めてかも