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キック・ミー 怒りのカンザスのPeggyMYGのレビュー・感想・評価

3.3
「Choice of Kanazawa」in 松本CINEMAセレクト にて、ゲイリー・ハギンズ監督のアフタートーク付きのスペシャル回を選んで観賞。
これが大正解。
作品自体が引くほどのエネルギー大爆発だっただけでなく、制作裏話が作品自体に負けず劣らず興味深くて衝撃的だった。

資金が尽きては中断を繰り返し、完成に12年かかったという。
舞台となった監督自身の出身地カンザス州カンザス(KCK)の街のイメージも掴めたし、何より個性的すぎる出演者のほとんどが素人で、しかも監督の身近に“たまたま“いた人たちというのには驚き!とても演技未経験の方々とは思えない。

図書館司書をしていた(これも意外!)監督と、主人公“サンティアゴ・バスケス役“サンティアゴ・バスケスさんのとの運命的な出会いも面白すぎ。
*黒澤明の『姿三四郎』が重要ポイント

出演者のその後や現在の話も含め、作品+αで独特の余韻に浸れる映画体験となりました。
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