とうじろう

グレムリンのとうじろうのネタバレレビュー・内容・結末

グレムリン(1984年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

不気味さとキュートさと悪意が混ざると、こういう世界観になるんですね。クリスマスには誰もが幸せで、ちょっと浮かれてもいい……なんてことはなく、教訓とほろ苦さと冒険に満ち溢れているのが今作。クリスマスではなく夏に見るのもまた一興。あんなにも可愛かったギズモが、グロテスクで悪戯を通り越したグレムリンになって暴れまわるのは、正に悪夢。ただ暴れまわったり破壊をするのではなく、そこに明確な悪意や知恵であったり意志があるところがまた凶悪である。
ともあれこの映画で最強なのは、ビリーでもギズモでもなく、間違いなくビリーの母ちゃんだ。一人だけホラースラッシャーのキラー顔負けの無双を見せ、後片付けなどどうでもいい!今は奴等を始末する!の強い意思と共にバラエティ豊かな戦いを見せる。普段から旦那の発明品のおかげで、片付けになんの躊躇いもないということか。