幽斎

クロノス 記憶の転送の幽斎のレビュー・感想・評価

クロノス 記憶の転送(2017年製作の映画)
3.0
C級スリラーをレビューする、Scavenger第58界。原題「Cronus」まぁ、言わんとする事は分る。アメリカ映画で単語の作品・・・(笑)。AmazonPrimeで299円鑑賞。

また無人くん、しかも2週連続、狙って無いけど(笑)、誰かレビューを書いてくれ!。

本作は2017年に公開されたアメリカの劇場映画。と言っても配給が絶望の「itn distribution」20本見て1本当たれば御の字と言う別名ホームランバー。itnの作品は監督の自主製作、低予算と言うよりホームレスさん並みの極貧が正しい。しかし、稀に本作の様にスリラーでは無く最もお金が必要で有ろう「SF」も存在する。

私はSF映画のアイデアは出尽くしたと思うオワコン派だが、物語はFilmarksのあらすじに微に入り細に入り書かれてるのでショートカットするが、プロットはお決まりの「記憶」。しかし、ソレは私のマエストロSir Ridley Scott監督の稀代の傑作「ブレードランナー」全てが語り尽されてる。本作は遺体の頭から記憶を抽出する装置、平成を飛び越え昭和のSFで出尽くした抜け殻のイントロダクションに私の方が頭を抱えた。生成AIの時代にマッドサイエンティストって、まぁ2017年なら無理も亡いか(笑)。

Filmarksのあらすじを読んで理解出来た方は、間違いなく私より頭が良い。何度読んでも同じ事しか書いて無いループ文章にしか見えないので、当然だが映画も意味が分からんと言うより、コレっポッチも面白くない。ストーリー自体は決して着いてイケない訳では無いが、同じ事をお餅の様にこねくり回すだけなので、SFと言うより物凄く良い方に解釈すれば哲学的にも見える。91分の間に何分でギブアップするのか、皆でチャレンジするのも面白い。因みに私は25分が限界(笑)、後は完全にアイドリングでした。

「Cronus」ギリシャ神話に登場する農耕神。巨神族ティーターンの長で、ウーラノスの次に全宇宙を統べた神々の王。アダマスの鎌を武器とし、ゼウスの父親としても知られてる。クロノスはウーラノスとガイアの息子で、ローマ神話サートゥルヌスに当たる。ゼウスに追放される前の世界の支配者。クロノスが現代に通じるのは、ギリシャ語の「時」を表す単語にも使われる。時を計る事が出来る。つまり、過去から未来へと流れる事を指す。ソレが記憶を遡る本作と繋がる、繋がる?(笑)。

どう考えても299円は無いな・・・ダイソーで台所のスポンジでも買った方が遥かに正しいお金を使い方と思う、ディアゴスティーニの創刊号を買った方がまだマシ。因みに「安土城を創る」本拠地の滋賀県に住む友人が年間購読して離婚の危機に。完成品は結構デカい。しかも接着剤や塗料も大量に使うので「幾ら使ったのよ、何処に置くの!」(笑)。

謎のパワーワード「パンツ兄弟社」被って無いけど確かに居たので、暇潰しに為るかも。
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