スイ

オキュパイド・シティ(原題)のスイのレビュー・感想・評価

3.4
正直最初の2時間は意味を見出そうとし過ぎてしまい、観ているのが少し辛かった。
でも途中からただ受け入れて穏やかに観ることが出来て、後半の1時間半は本当に不思議な感覚だった。
監督の言う"瞑想"には納得。

それぞれの"demolished"に和訳では主語が補足されていてとても興味深かった。
どなたが翻訳されたのか気になったけど、クレジットがなく残念だった。

細かいところで印象に残ったのは、
解放の2日後、お祝いで盛り上がる広場で掲げられる"次はインドネシアの解放だ"
オランダも被害者でありながら加害者でもありうるという、人や物事の二面性を感じた。

この作品の本質ではないけど、後半始まってすぐのバレエの映像が気になって仕方なかった。
逆再生のような違和感は何だったんだろう……
スイ

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