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華麗なる大泥棒のbrianのレビュー・感想・評価

華麗なる大泥棒(1971年製作の映画)
4.5
アザド(ジャン=ポール・ベルモンド)率いる窃盗団と悪徳ザカリア刑事(オマー・シャリフ)が3億フランのエメラルドを奪い合う姿を描くクライム・アクション。

アテネの港町で繰り広げる凄まじいカーチェイスあり、ダブル不二子ちゃ〜んのお色気あり、豪華料理のフルコースありチキンの大合唱あり、安定のモリコーネ節ありで見どころ聞きどころいっぱいの痛快で楽しい映画だった。
アザドはルパンでザカリア刑事は銭形のとっつぁんというキャラクターから「実写版ルパン三世」と呼ばれることもある。吹き替えならもちろん山田康雄と納谷悟朗。おふたりとも故人になられたのが残念。
ベルモンドお得意のド派手なアクション・シーンには釘付けだった。スタントマンなしなのがほんとうに驚きである。
O・シャリフは眼光鋭く口髭を蓄えて存在感がある。天才バカボンに出ていたおまわりさんみたいにやたらとピストルを撃ちまくる恐怖感がありながらウィットに富んだ会話が上手い。2人の主役がこの映画の魅力だと言えるだろう。

https://youtu.be/EkN8Q6_Eo6E
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