エリオット

華麗なる大泥棒のエリオットのレビュー・感想・評価

華麗なる大泥棒(1971年製作の映画)
3.9
終盤のあるシーンになって昔テレビで見たことを思い出した
たまたまそのシーンだけ見たのか全部見たけど他のシーンを忘れていたのかは謎のまま…

ここでの泥棒(ジャン=ポール・ベルモンド)と刑事(オマー・シャリフ)は完全にルパンと銭形…騙し合い、出し抜き合いが楽しい。

普段見る映画のカーチェイスシーンってわりと似たり寄ったりで正直退屈だと思ってしまうのだが、本作のそれは度を越した長さと古い時代ゆえのリアルさがあってすこぶる面白かった。

金庫破りに使う装置のレトロなガジェット感やとても美味しそうなギリシャ料理がわざわざ出てくるところなど、スター(ベルモンド)映画を見に来る観客をできる限り楽しませようという気概を感じた。
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