真一

トイ・シャークの真一のレビュー・感想・評価

トイ・シャーク(2022年製作の映画)
1.5
 Z級映画の至宝マーク・ポロニア監督のサメシリーズ作品です。みんな大好きなポロニア監督が、Z級の範囲を越えない程度に、いい感じで腕を上げているのが嬉しいです。

 本作品は驚くべきことに、途中までストーリーらしいストーリーがあります。

 奔放な母親の下、孤独な日々を送る息子カービー。そんなカービーの元に、大好きだったパパからサメのぬいぐるみが届く。ぬいぐるみザメは、カービーに冷たくあたる人を、一人また一人と噛み殺していく…

 なんと素晴らしい!まるで普通の映画ではないか!と思いきや、シッターの彼女がカービーを買い物に連れ出すあたりから、いつものポロニア・クオリティー笑 手動のぬいぐるみザメの凡庸な動きが、あなたを退屈世界の心地よいまどろみへ誘います。

 今回のポロニア技術で注目したのは、サメを退治したパパにカービーが抱きつく場面。このシーン、2人は会っていません。なんと別撮りです。じゃあカービーが抱きついた男性は誰なのか?あの腹の出方からみて、ポロニア監督ではないかと推察されます。パパ役とカービー役の都合が付かなかったのでしょうね笑

 ポロニア監督への愛とリスペクト?を込めて、評価は1・5とさせていただきます。ありがとう、マーク。
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