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戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版のparaのレビュー・感想・評価

4.0
原作書籍保有、録画データ所持ですが、4Kデジタルリマスターされたので劇場鑑賞。
ショパンの夜想曲NO.20を聴けばこの映画を思い出す。

ポーランドに住むユダヤ人ピアニストがナチスからの迫害を逃れて潜伏し生き抜いた実話を、同じくナチスからの迫害を逃れたポランスキー監督が映画化した作品。
ピアニストとして名をあげていたこともあるけれど、巡り合わせと音楽への強い想いが引き寄せた運。

シュピルマンを救ったドイツの大尉は多くのユダヤ人、ポーランド人を救った人物で、想像するだけでもの凄い勇気の入ったことだと思う。

音楽を自由に楽しめる時代であらんことを。

おまけ
映画はポーランド舞台だし、当時のユダヤ人の悲劇については言うまでもない。
奇しくも今イスラエルがガザを侵攻中であり、自分たちが民族浄化の憂き目に遭い苦難の歴史を歩みながら何故ナチスと同じことをしているんだろうか…という気持ちがどうしても拭えない。
平和はその状態が自然な訳ではなく、努力して作り出すものなのに。
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