マリンの神風

風よ あらしよ 劇場版のマリンの神風のレビュー・感想・評価

風よ あらしよ 劇場版(2023年製作の映画)
4.3
映画投稿400作目…己の道に、吹け 神風よ あらしよ。

 光る君へ

 梅花の候、今年も春の足音が聴こえて参りました。
 さて時代は男尊女卑、家では父・嫁しては夫・夫の死後は子に三従の逆風の最中、故郷を捨て命を削り青鞜社へふみ(文・踏み)入れた強い覚悟に、新しい道を拓く権利が確かにありました。
男運無い日々、先導者故に周囲が思想に追い付かず、強い風に吹かれる辛さも強さに変え、嵐ニモマケズ サクラ咲ケと、自由に自分の意思を綴り続け、村の存続・地震・奴隷制に最後まで同志と闘いました。
 あゝ無情な人生、貴女が女性の道を大きく正し、時代は明るく治りました。
 以上、感謝の気持ちを込めて…。

                きやすめ

神演者…一生懸命走り抜けた女史 伊藤ノエ 吉高由里子・ノエの同志 大杉栄 時代劇の似合う永山瑛太・青鞜「元始、女性は太陽であった」執筆 平塚らいてう先生 気品ある松下奈緒・ノエの元夫 辻潤 駄目男名演 稲垣吾郎・主題歌「風よ吹け」etc.

ドラマ版ダイジェストだが、レトロな劇場と相性抜群。