アナーキズムの本髄を教えてくれた伊藤野枝は恐ろしいところもたくさんあるけれどわたしの推しである。辻のような道を教えてくれる人がいて、大杉のような同志と共に生きた彼女の28年間の人生は壮絶すぎたけれど、不器用なようでめちゃくちゃ器用なところが家事も育児も執筆も全力でこなす姿から滲み出ていた。まわりから制御され続けてきた爆発する感情にさらに油を注いでくれるのがお互いの存在だった。こんな関係がうらやましくもあるし、おそろしくもある。
イメージの野枝よりだいぶまろやかだった。瑛太の大杉栄は勝手なるイメージ通りすぎた。
お世話になった辻を色んな意味でこえてしまった野枝の葛藤がしんどかった
大杉を刺した神近市子まさかの大学の先輩
血の滴るようなセンチメンタリズム