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スーパーマン リターンズのcatmanのレビュー・感想・評価

スーパーマン リターンズ(2006年製作の映画)
3.5
2006年に(唐突に)公開されたR.ドナー版スーパーマンの後継作/続編。主演のブランドンがC.リーヴを意識しているのは明らかで、前作と原作へのオマージュが随所に感じられて好感度高し。ただそれ故に本作ならではの独創性に乏しいのは否めない。それとやはり150分を超える尺は長過ぎる。私的ハイライトは墜落しそうな旅客機を救助する序盤のシーンで、その後の展開はどんどんスーパーマンの個人的な話にフォーカスされるので物語全体がドライブしなくなる。相変わらず独善的なロイス・レーンとの恋話は自分にはかったるくて仕方ないし、本作のテーマのひとつとは言えジェイソン少年の存在も終盤で失速してしまう要因だと思う。
全般的に地味なキャスティングの中ではK.スペイシーのレックス・ルーサーが光る。ハックマン版のキャラクターを引き継ぎながらも彼ならではの知的で不気味な味付けは流石。MVPはロイスの旦那のリチャード。いと哀れ😭
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