観る前はキャストがしっくり来なかったけど、いざ観ると気にならなかった。山崎さんの背が高くてひょろっとした感じが、清明のどこか人ならざる雰囲気と感情表現の薄さにマッチしていた。
いろんな要素を入れた割にはストーリーは纏まっていると思う。ただ、展開ごとのテンションの起伏が少なく、流れを予想できるシーンもあったりして、物語としてカタルシスを感じることはなかった。
『呪』とはあくまで催眠・思い込みによって作られるもの、という前提なのがよかった。ポスターコピーの『呪術、激突』だといかにも魔法バトルみたいなのが想像されるので、もっと硬派に宣伝しても良かったのでは。