一応原作は夢枕獏になってるけど、原作無しのオリジナルストーリーらしい。
安倍晴明の活躍を描く夢枕獏原作の『陰陽師』シリーズ最新作。
実はシリーズ初見です。
学生が得業生になる話し。
冒頭に時代背景や設定を説明するのにナレーションが入るんですが、当然現代語。
でも登場人物が喋ってるのはお経みたいな感じだと思ってたら当時の言葉。
いっそそのまま現代語字幕でやった方がリアリティ有ったのに、「1000年前の言葉ではわかり難いので」とナレーション入って早々と現代語に。
現代語と言っても流石に外来語やカタカナ言葉は使わないけど、平安時代の宮中で現代語で喋ってるのは違和感ありました。
『陰陽師』のシリーズだけどタイトルの『0』が示す通り前日譚なので、安倍晴明がまだ陰陽師になる前の学生(がくしょう)の時代の話し。
元々は孤児で陰陽寮(陰陽師の養成学校)の博士(先生)に育てられ、何故か狐の子で呪術が使えると噂されてる設定。
でも本人は呪術には否定的で陰陽道にも興味はなく、催眠術や暗示で人心を操ってる感じ。
陰陽寮の博士に『帝都物語』で"魔人加藤"を演じた嶋田久作さんが出てて笑う。
平将門を蘇らせ陰陽道や蠱毒で帝都を滅亡させようとしていた役を演じた人が、今度は都を守る陰陽師なんてw
陰陽師と言っても山崎賢人主演なのでアクション多め。
しかもワイヤー使いまくりで既視感あるアクションなのが残念。
VFXは白組なので流石の出来栄え。
共演には日本のバリー・コーガンこと染谷将太。
不気味さは無いけど、バカなのかかしこなのか、良い奴なのか悪い奴なのか不思議な役。
ヒロイン徽子女王は奈緒さん。
浮世離れした美しさを表現するためか、いつでも部屋中に花びらが敷き詰められてるんだけど、生活しにくそうw
その他博士や学生など、沢山登場人物居るけど殆ど活かせて無い。
モブの女官たちが何故か恐ろしく大根。
演技ってほどの事してないんだけど、セリフが棒。
悪くは無いけど良くも無い、普通の作品。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊鑑賞記録＊＊＊＊＊＊＊＊＊
鑑賞日：2024年4月20日
鑑賞回：12:20〜14:25
劇場名：TOHOｼﾃﾏｽﾞ二条
座席情報：SCREEN5 Z-3
上映方式：2D
レーティング：G
上映時間：113分
備考：ﾎﾟｲﾝﾄ鑑賞
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