平安の世の加藤保憲!
この人が帝都を…と、一応本当によぎった感想ではある。
閑話休題。
野村晴明版鑑賞済みで原作小説も文庫版はひと通り読めているはず。
原作で、この辺りの話は無かった気がしなくもない。
安倍晴明が、学生の頃の話。
源博雅との出会いあたりから、事件を描く。
陰陽の理を授業の形で軽く説明してはいるが、しっかりと機能していたかは微妙。
物語そのものは、ライトノベルを子供向けにコミカライズしたかのような、チープなものに感じた。
蠱毒アドバイザーに加門七海の名前があっが、本当にちゃんと取材したのだろうか(呪術監督で印やら術具など監修されてたようではある)。
CGで魅せる程の迫力でもなく。
女王と博雅のロマンスは良かった。
いっそ、こっちに振り切ってしまったほうが大人向けではあったであろうが、わかりやすさ優先で、子供でも楽しめるあたりを目指したのかもしれない。
それならこれでちょうどいいのかもしれない。