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FEAST -狂宴-のwestsiteのネタバレレビュー・内容・結末

FEAST -狂宴-(2022年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

何なんだ、これは。
駄作愚作ではなく、珍作、か。

予告編はまともだったのに。
コピーの、
「エンドロールを迎えた時、あなたの心があぶりだされる」
「凝り固まった映画ファンの映画的常識に挑む野心作」
が、まさかのそういう意味だったとは…😅

裕福な父と息子が、貧しき親子をひき逃げ。
やがて、身代わりに父が服役。
被害者家族を加害者側が雇う。
模範囚の父親は他の囚人たちに聖書を読み聞かせ、早めに釈放。
息子は罪の意識に耐えられず、神父と被害者妻に懺悔。
帰宅した父親(ご主人様)たちに被害者妻が用意したご馳走を振る舞い、加害者家族だけが食べる。
以上!

何なんだ!

復讐が始まるわけじゃない。
皮肉な事件か事故が起こるわけでもない。
社会派の監督らしいが、社会問題が提起されるわけでもない。

4章だてで、毎回聖書の言葉が引用される。
キリスト教色が強いけれど、活かされない。

冒頭から一貫して違和感あるスコアが流れる。
妙に丁寧に、市場や調理シーンを見せられる。
別に、伏線でも何でもない。

強いて言えば、フィリピンの日常・文化・慣習を満喫できる。
舞台はパンパンガという地域らしく、パンパンガ語が話されているようだ。
パンパンガご当地映画ということか?

何か意味ありげなポスター。
たいていは映画を見た後にポスターを見直すと違った印象になるものだが、今作はどうでも良くなる。

なぜこんな作品を買い付けた?
配給・宣伝は、聞いたことのない百道山ピクチャーズ。
九州の会社らしい。

うーむ。
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