散歩

FEAST -狂宴-の散歩のネタバレレビュー・内容・結末

FEAST -狂宴-(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

誰もが誰かを裁きたくて日々ウズウズしている今の世の中への強烈なカウンターでした。安易な復讐や衝撃のラストを期待しながら観ていた自分の心の汚さを神に懺悔したい。劇中を通して描かれる料理がある種のコミュニケーション装置として働いていたのも良かったです。


って素直に褒めたいんだけど、格差はあくまでも設定に過ぎなくて少なくとも実録的な社会派作品には見えなかったし、なんだか神の視点から見た神の子たちの物語のようにも見えたり、でも何かを裏に隠しているような不穏さや皮肉を感じる所もあって、ちょっとどう捉えていいのかが難しい作品だなって思いました。でも本当に赦しあえるならそういう世界を少しは信じたいじゃん!って、個人的にはそんな感じですかね。

弁護士さんの後ろにいるマジンガーとガンダムに不意を突かれて笑ってしまいました。あと法廷のシーンがめちゃくちゃ面白かったですね。ホントにあんな感じなの?
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