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アバンとアディのn7777kのネタバレレビュー・内容・結末

アバンとアディ(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

マレーシアで3回鑑賞、私は大好き。キャストと監督が挨拶する特別上映回に行って、一番前の席の人は出演者達とゆでたまご頭で割りあうのやるって事になって(みんなにゆでたまご配られ済、食べてなくて良かった)何故か監督とゆでたまご割りあいっこしてきた 笑 

なんか来た人は中国語分かって当然と思われてるのか監督が話しかけてくれたけどこっち来なよの「ライラー」しか分かんなかったごめんなさい。

兄役は減量、弟役は8kg増量して役に挑んだそうで、2人とも元の適正体重に戻ってイケメンで、他キャストもみんな幸せそうで安心した 笑 

マニーの誕生日パーティーの後から不幸が始まるので、2回目の鑑賞の時はここで時が止まってくれ〜ミャンマーガールとずっと一緒にいるかせめてスカーフ渡して〜って念じてた。カレーくれるおじさんも兄弟のIC取得に一生懸命なお姉さんも、誰も悪くないのに。カレーくれるおじさんは家に居ないと思ったらさっさと帰ってくれ。

前半部分でマニーが不法滞在者達を前は受け入れてたけど、今は追い出してるって言って、弟「じゃあ次の選挙で正しい候補者を選んだらいい」(観客大笑い)マニー「あんた選挙権ないじゃ無い」(観客大笑い)私には分かんない笑いどころだけど、ここが必ず観客に受けてた。政治を信じるなんてあんたナイーブねって感じか。

もう火垂るの墓かってくらい毎回泣く。特別上映会の時はさすがに元気そうなキャスト見てすぐ上映だったので泣かなかったけど。

これを日本語字幕だけで感動させるのって結構翻訳者の責任重大だなって思った。兄の自称は「俺」でも「僕」でも違う気がする。

3回観て彼らの来世のような幸せな現実も観た上で、こんなに純度の高い本当の愛に出会った彼らは幸せだったのではと思う。普通に生きててもこんなに愛する相手に出会える方が稀じゃないかと思う。最後の面会の時に兄の目が仏の様な慈愛に満ちててなんかもう(泣)って感じだった。
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