pauh

パーマネント・バケーションのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

特に派手な展開がある訳でもないのになんだか夢中になって眺めてしまう、不思議な魅力がありました。
構図やカメラワークもひとつひとつがお洒落で、冒頭の映像含め、母の入院する病室のカットや謎の廃墟での絵画みたいなシーンなど、最後のただ街が遠ざかっていく映像のエンドロールも哀愁を感じて良かったです。
色んな人々との出会いも印象的で、特に街の片隅で謎の歌を歌うヒステリー女性の危うさや、ドップラー効果の男の語りも面白かったです。
主人公が車を盗んで去っていく姿を見て赤の他人が爆笑しているのも笑えました。
なんだか自分も街中の少し変な人との会話を楽しんでみたくなる、不思議な作品でした!
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