藤沢周平作品は派手な立ち回りとかは無いけども、何かこう人情味が溢れていて心に染みるから好みです。

幾年月藩政の裏に隠されし闇の深きに我知らずの巻

シリーズ七作目
子供の喧嘩を仲裁したことから8年前の事件に繋がっていくお話
いつものように探偵三屋清左衛門発動
安心安定の展開で背景を丁寧に描くのは好印象も、真相解明で急くｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ感もあり案外スッキリとはいかず雑に感じます
後半ももうちょっと丁寧にするなら10分15分長くなっても良いと思いますけどね
もう少しバランスが良ければってところでしょうか

• #時代劇ひとまとめ
• #藤沢周平でひとまとめ
• #三屋清左衛門残日録ひとまとめ
• #2024じ

第７弾

護衛を失敗し、
嫁に裏切られて、
病を患う母親と、
道場仲間とうまくできない倅を持つ男


歯車が狂ったかのように、
何もかもうまく行かない、


そんな男の過去を探り、
過去の有耶無耶を払拭させる物語







日残りて
昏るるに
未た遠し

ひのこりて
くるるに
いまだとおし