先日劇場鑑賞した「コンクリート・ユートピア」と同じく巨大地震により崩壊したディストピアの世界を描いたマ・ドンソク主演のアクション映画。
大地震によって無法地帯の荒野と化したソウル。ある少女が狂気の医師に捕らえられたことを知った恐れ知らずのハンターは、少女を救出するべく大きな危険の中に飛びこんでいく。
マッド・マックスと北斗の拳を合わせた様な世界観の中に、ゾンビとターミネーターとマッドサイエンティストを放り込んでミキサーにかけたミックスジュースの様な映画。
だが、実体としては次々と襲いかかってくる敵をマ・ドンソクがバッタバッタと薙ぎ倒す、いわゆる〝one-man army映画〟だ。
アクションシーンだけ、切り取って見れば決して悪くはないのだが、いかんせ自分はこの手の映画を80年代から90年代にかけて何十本、いやもしかしたら100本以上見てきている。当時主演を演じていたのはもちろん〝若き日のエクスペンダブルズ〟たちだ😅
刑事物のように何らかの制約があるならまだしも、無法地帯で好き放題暴れる映画となるとどうしても既視感を感じてしまう。
映画の観客は、常に入れ替わるものなので、新たなアクションスターを使ったアクション映画は当然必要なのだが、自分としては、今ひとつ乗り切れなかった😢
