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ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスターのtakaのレビュー・感想・評価

4.0
好きな人しか見ないはずなのに微妙な点数で?だったけど分からなくもない笑

ボブマーリーの冠が付いてるのに出番は後半のみ(実際には19曲90分演奏してる)
ぶつ切りの演奏は途中で映像が切り替わる
基本シンガーばかりのカメラワークとハウって途切れる録音
更には余韻もへったくれもない終わり方w

だけどそれらをチャラにするほど演奏が素晴らしかった!
特に硬派なバーニングスピアとボブマーリーはアガる
サードワールドとピータートッシュも悪くないがディスコ色強め

バーニングスピアは映画ロッカーズのTシャツを着ており、もしやその主演を演じたホースマウスがドラムか⁉︎と思うも全くと言っていいほど映らないので確認出来ず(特徴的なハイハットワークはらしいのだけど)
一方、ピータートッシュは"一番"組頭と書かれた法被を着てステージ上でガンジャを嗜むw

そしてトリのボブマーリーは一番曲数が多く有名曲が並んだ
かすかにスプリングリバーヴが効いたドラムサウンドがほんのりダブ風味
Hypocritesのパフォーマンスが特に良い
先日訃報を聞いたばかりのベースのアストンバレットに思いを馳せるも、36歳という若さで亡くなったボブとカールトンバレットの損失の大きさが重くのしかかる

各種インタビューの他、レゲエとラスタ、その背景についての入門的言及もあり、当時のジャマイカのストリートやゲットー、ガチなラスタマンが住む丘の上など貴重な映像も

続くジミークリフの「ボンゴマン」とボブマーリーの伝記映画「ONE LOVE」の良いウォーミングアップにもなった
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