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ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスターのりょうすけのレビュー・感想・評価

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「ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター」

タイトル詐欺だが、ボブ・マーリーについてではなく、レゲエについてのドキュメンタリー映画。かといって、ドキュメンタリーというほどドキュメンタリーでもなく、コンサート映画といった方が正しいのかもしれないが、マーリーの母国ジャマイカで行った最後のライブ映像をもとに制作したらしい。

ボブ・マーリー、ピーター・トッシュ、バーニング・スピアなど音楽好きには有名なのだろうけど、あまりレゲエを聞いたことがないもんで名前も聞いたことはあるくらいの感覚で観に行くと失敗するかもしれない。歌のシーンでは字幕がつくことなく、ライブとライブの間にたまに挟まれるコメントに字幕がつけられている。そのため、字幕がついている部分は感覚的には全体の5%くらいだった印象。

差別を嫌い、現状に対してのカウンター精神を歌っているのだろうなというのは何となく理解できるが、歌詞がわからない分、レゲエについては多少なりとも理解したが、作品自体のコンセプトへの理解はかなり薄い。日本語字幕は権利上で難しかったのだろからせめて英語字幕をつけて欲しかった。

あと、レゲエ=ドレッドヘアくらいのイメージだったけど、レゲエ=睡眠用BGMのイメージに変わったかもしれない。多分、熱いことを語っているだろうに、内容が理解できなからあのゆっくりとしたテンポで終始眠くなってしまう。前半はかなり寝落ちしそうになった。

作品が盛り上がりを見せたのが、ボブ・マーリーが出てきたくらい(開始1時間くらい)だったのでやっぱりボブ・マーリーは凄いんだなと思った。曲も圧倒的にマーリーの曲が良かった。ラストの「エクソダス」が一番好き。
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