ひらが

ゲキ×シネ「天號星」のひらがのレビュー・感想・評価

ゲキ×シネ「天號星」(2024年製作の映画)
3.4
新感線には何かしらに秀でた才能を有した方々がキャスティングされがちですが今作はアクションでしょう。

早乙女兄弟の単なる共演だけに済ませず最終盤では皆が求めていたであろう美しい殺陣を披露。
山本千尋さんも男顔負けの身体能力を新感線の舞台で遺憾無く発揮されました。

ただ今作は少々魅力に欠けるというか華がないというか個人的には最も高揚感に欠ける作品になってしまった。

早乙女太一さんは7度目の出演と仰ってましたがどの役柄も同様に映り幅が欲しいと感じたのが本音。彼の特性がそこにあり、劇団自体がそれを求めてのものであることは理解してますがマンネリ化否めず。
かといって歌やネタに舵を切るタイプでもないし難しい。

舞台の使い方も客席通路の多用が今回は特に目立って少々ゲンナリ。
ステージアラウンド復活しないかな。
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