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遠い一本の道のCTBのレビュー・感想・評価

遠い一本の道(1977年製作の映画)
5.0
最後にあそこに辿り着くとは…おお、おお、面白い。『家族』と逆ルート。新幹線の博多開通、東から西へ、蒸気機関車の減少、石炭、色々なメタファーが…。子供の頃、毎年車から見た夕張の石炭住宅も軍○島みたいに時が過ぎたんだろうな。未来は閉山、民営化、廃線。皆死んで行く。
ドラマは過去に遡ってるはずだからそんな事無いんだろうけど実際の合理化に反対する人の声とかシーンは本物みたいだし、俳優と実際の労働者が話しをしてる音声を入れ込んだりしてリアリティ深まる。マル生のシーンでたぶん素人の彫りの深い七三の方が奥崎謙三に見えて怖さが増した。ああいう組織に一人ああいう人がいたらどうなる。
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