〖1970年代映画:社会派ドラマ〗
1977年製作で、高度成長の中の国鉄を舞台に近代化に翻弄される労働者を描いた社会派ドラマ‼️
過去の作品ではなく、これからも形は変われど考えされられることなんだと…
名女優左幸子の監督作品。国鉄と労働組合と、ある一家の歴史をドキュメンタリータッチで描く。古い考え方が、古いやり方が、新しい時代の考え方とやり方に取って代わられる。その中で古きに固執する者たちが、時代…
>>続きを読む左幸子は名女優だが、初監督作品もなかなか骨太だ。
国鉄労働組合が協力製作していて、実際の組合員の人たちが役者として登場しているのてはないか?大変リアリティーがある。
鉄道で働く人々を描いた表の作品は…
ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞した経歴を持つ、日本映画屈指の名女優・左幸子の最初で最後の監督作。
日本で田中絹代に次ぐ、2人目の女優監督。
今でこそ、女優監督は珍しくなくなったが、…
合理化/機械化/近代化って言葉が印象的なのだけど、肉体労働が機械化されていくのは、この時代も転換期なのかな。
生活も仕事も文化も人権も感情も個人も何もかも「明るい未来のために」と言って資本に集約され…
左幸子がこんなゴリゴリの労働映画を撮っていた事に驚く、流石左ってだけある、って書こうと思ったら流石に既出で悔しい。民営化以前であるが機械化、合理化、生産性向上の波で揺れに揺れる国鉄。羽仁進よろしくの…
>>続きを読む国鉄の合理化、機械化の波による職員の首切り。国鉄労組と組んだ左幸子監督の糾弾の声。揺るぎない信念で撮り終えた左幸子監督の強さが、骨太な人間ドラマを一層強固に仕上げている。高度成長期の昭和の影、その土…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます